We Want The FUNK

ギターと音楽に関する雑感

MICHAEL JACKSON Part4【歌え!マイケル INSTRUMENTAL VERSION COLLECTION】

MICHAEL JACKSON Part4【歌え!マイケル INSTRUMENTAL VERSION COLLECTION】

 

マイケルの曲をカラオケで歌える、というフレコミで1988年の秋に発売されたコンピ。ミックスの表記は数種類あって、なぜか「THRILLER」収録曲にはコーラスが入っていて、「BAD」収録曲はコーラスもなく完全なインスト…かと思いきやBADには終盤で普通に声が残っている不思議な編集。バージョン違いの解説はアマゾンのレビューに細かく載っていますので、そちらを参照してください。

 

当時中学生だった私がこのアルバムとどう向き合ったか、その結果として洋楽と邦楽の違いを知るキッカケになったことを書いてみます。

 

うちの中学校では、給食の時間に校内放送で曲を流すことになっていて、「歌(Vocal)なし」「激しくないこと」という条件を満たせば、放送部員の判断で好きな曲を選ぶことができました。放送部にいた女子から使えそうな曲はないか?と相談されたので、マイケルに夢中だった僕はこのアルバムを渡しました。

 

「BILLIE JEAN」「THRILLER」「BAD」はVoが入っているので除外。間違いなく使えそうだったのは「MAN IN THE MIRROR」と「DIRTY DIANA」の2曲ということで、数日おきに何回か流してもらいました。初めて流した日は再生をストップすることを忘れて「ANOTHER PART OF ME」が流れてしまい、ド頭とキメのオーケストラヒットが派手だったせいか、担当の先生の基準を超えたらしく、職員室から放送室に「うるさい!」と駆け込みで怒鳴られたそうです。ごめんなさい。

 

邦楽でカラオケバージョン、もしくはインストになっている曲を聴いていると、イントロやリフがあり、そのリフが終わると「サン、ハイ!」で歌い始めて、バッキングは無くなるか単純になる。コード進行も変わる。場合によってはVoのガイドトーンがうっすら入ってる。それが当たり前と思ってました。

 

ところが洋楽を聴き始めたら、リフの上に歌が乗っかるタイプが多いことに気がつき始めて、それを明確に意識できたのがこのアルバムでした。自分自身で入りを確認してないと、どこで入っていいかわからない。それを意識しているのか、歌詞カードには丁寧にカウント数が書かれています。全部数える人なんていないでしょうけどね。

 

その後、特に高校時代は狂信的な「洋楽至上主義者」になってしまい、邦楽に一切興味を示さなくなりましたが、この根源的な理由はここにあると思っています。メロやリフの上に別のメロが重なる、この「バンドアンサンブル」が自分の好みのようでした。ヴォーカルが入ってなくても、インストで曲が成り立っているという感覚。

 

特に「THRILLER」「BAD」は、ベースのリフが、コードが変わっても展開してもサビまで同じということに気がついたときは、マイケルがいかにJames Brownと「FUNK」が好きであるか、ということを再認識しました。どう考えても、ワンコードのファンクなんて日本ではなかなか受け入れられないし、アメリカでも完全なポピュラリティを得ることは難しい。それでもファンク臭を残すのがかっこいい。

 

これは、どっちの優劣が…ということでは全くなく、もちろん洋楽だって歌が始まったらコードやリフが変わる曲もあるし、邦楽だってその逆もあります。あくまでも割合としての問題です。

 

ただ、例えばある人と話をしていて「洋楽が好きです」って言われて聞いてみると、邦楽的な展開の曲やそういう曲が多いアーティストが話題に上がることもあり、「あぁ、根本的には邦楽が好きなのね」って思ってしまう、ちょっと嫌な分析癖が。これは何度もあって、経験上ほぼ間違いありません。

 

重ねて言いますが、優劣ではありません。どんなものだって好きに聞けばいいんです。邦楽を見下していたのは見識が狭すぎた恥ずべき高校時代だけ。大学に入ったら様々な先輩から様々なジャンルの音楽を教えてもらい、洋邦問わず聴くこと、弾くこと、そのすべてに意義があると今は思っています。

 

さておき、マイケルは様々なジャンルを網羅しているような…いや、「MICHAEL JACKSON」というジャンルを確立した、なんて言われ方もしますが、その根底にはFUNKがあることを、このアルバムを聴けばよく認識できると思います。

 

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CROWTHER AUDIO HOT CAKE V2

CROWTHER AUDIO HOT CAKE V2

 

HOTCAKEについて、一部の店やサイトでは「生産終了」とうたっていますが、ネットのショッピングサイトには「V2」なる商品名でトグルスイッチが2つあるのが売ってて、もっと細かく言うと同じ商品の中でV2と3KNOBの画像が交じりながら紹介されてた時期もあり、購入時の問い合わせで「どっちですか?」と聞いたこともあります。結果はV2が届きました。

約25年定期購読状態だったギターマガジンとプレイヤーの読者を2020年に卒業してしまっていたし…新商品紹介なんか全然見てなかったから、「V2」ってその間に紹介されていたのでしょうか。

 

そもそもHOTCAKEは3台持ってて、

CROWTHER AUDIO HOT CAKE - We Want The FUNK

それは上記リンクで書いていたんですけど、店頭でさっぱり見なくなったから「ヤバいな」と思ってました。

好きとはいえ基本は「OLD CIRCUIT」さえあれば事足りるので、XLFの青い個体や77リイシュー、ダブルホットケーキを買うことはなかったのに、なんでこの「V2」なるシリーズを買ったのか? という理由は、まず情報がないので確かめたかったこと、それとルックスが良かったこと。私はホットケーキのルックスが好きなんですけど、さっき書いた青い個体や77リイシュー、加えてダブルのルックスがカッコいいと思えなくて。

エフェクターを選ぶ基準のひとつにルックスがあってもいいと思うんです。

パッケージ等にはどこにも「V2」なんて書かれてません。これ、ポールクラウザーさんが手がけた本物なのか…?

という疑問もありますが、ロゴも同じだし、恐るおそる裏ブタを開けると…、

これは本物でしょう。ニュージーランドの住所、電話番号、メールアドレスもきちんと書いてありますし、以前のと一致しています(住所は一度変わっているようです)。

情報のより所として、「THE EFFECTOR BOOK VOL.50」の記事にあるシリアルナンバーの見方(と考えられると書いてある)によれば、手書き数字の最初の2文字が西暦下二桁(Year)。ここまでは明らかなので、それ以降は私の推測を含みますが、その次の2文字が月(Month)、その次が月内の生産順番でしょうか。

となると、写真の左は「2022年3月生産の29台目」、右は「2023年5月生産の75台目」と読み取れます。

 

例えば上の「220329」は、考えようでは「2022年生産の329台目」と「03」「29」を切り分けずにトータルすることも可能は可能だと思います。かつてポールさんは「一日に10台の”Hot Cake”を作れるね」と言っていましたが、それが最大値であったとして月に10日作り続ければ、それで桁が増えてしまう…。ならば4桁の通し番号の方が妥当かと思います。

 

だけどなぜシリアルの真ん中を「月」と考えたかというと、

・私がネットで注文し届いた時期から考えてこの番号が月に近いこと(計2回)

・裏に貼ってあるシールには最初の4桁まで印刷されていること

を根拠としています。4桁の印刷は別に月でなくても理論上おかしくはありませんが、1カ月に1回印刷するという方が合理的な気がするんです。

月に100台を超えるかどうかは、シリーズによって順番を変えていれば問題ないかもしれません。かつての「STD」「OLD CIRCUIT」「3Knobs」のように。

 

もちろん種類によってこのナンバーを変えているのか、決定的な根拠はありませんが、過去のものを参照します。

上は私が99年に買ったOLD CIRCUIT。「1997年11月生産の49台目」でしょうか。DCジャックはありません。エフェクターブックで紹介された個体は「1999年7月生産の11台目」と読み取れますが、それにはDCジャックが付いています。

次に下は、同じくOLDでDCジャックあり。「2012年11月生産の22台目」と推測できます。

ただ、先に書いた通り、同じホットケーキにもオールドかどうか、3Knob(s)か、時期によってはXLFか、という種類の問題もあり、それをシリアルでどう区別していたのか分かりません。下は私が所有する3Knobで、同じ公式に当てはめれば「2003年4月生産の32台目」。

 

次に、YouTubeで見つけたポールさんのインタビュー動画から考察します。

翻訳の精度はおいといて、インタビューを受けたのはおそらく2016年か2017年と考えられます。

でも、手元でシリアルを見せているのは「0402B9」。ナンバーを読み上げたとき、間違いなく「ビー」と言っていたので、アルファベットも交じっています。

これはインタビューを受けたときの最新型ではありません。なぜなら、この時は既にリニューアルしていて、ノブが高くなり、色も変化していたからです。

これはインタビュー時にクルーが撮影したものと思われますが、左側にあるホットケーキのノブが高くなっています。しかしポールさんが持っているのは以前の低いもの。ちなみに右側の「Prunes&Custard」のノブは低いまま。比べるとよく分かります。

つまり「2004年2月生産のBの9台目」?

 

ここまではクラウザーオーディオ側でしか見てこなかったですが、そもそも日本での流通にはヒューマンギアの力があったはず。以前に店頭で売っているホットケーキは、下のようにヒューマンギアのお墨付きのシールが貼ってあり(97年製には無し)、取扱説明書も付いていました。

しかしV2なるものにはヒューマンギアの影が感じられません。シールもなければ説明書もなし。

実はネットで注文した「エフェクター○○○」という店に、とても不躾ながら問い合わせたところ、以下のとおり回答がありました(前段略)。

 

>現実にホットケーキは生産終了し、ポールクラウザーさんは
>引退をされたのでしょうか?

大変恐縮ですがこちらの質問について、当店では分かりかねます。

 

>また、今でもヒューマンギアさんのページには掲載がある
>ままですが、既にヒューマンギアさんでの取り引きはなく、
>各店が直接対応されていらっしゃるのでしょうか?

大変恐縮ですが他店様のことについて当店では分かりかねます。

 

…しかしV2が本物であれば、ポールクラウザーさんは引退していないでしょうし、ヒューマンギアの件はエフェクター○○○さんの取引で経由しているかどうか、なければないと答えてもらうだけでいいのですが。

取り引きしていながら、直接じゃないからなのか? 何もかも分からないそうです。答えられない事情があるのかもしれませんね。

 

参考にした文献は

The OVERDRIVE BOOK 2006年

The EFFECTOR BOOK Vol.50 2020年

です。

The EFFECTOR BOOK Vol.50で最初の紹介ページだけ見ると、とても購買意欲を駆り立てられるものではありませんが、ま、まぁ、これが弾かれた方の本音でしょう。特徴はつかんでますしね。それぞれの考えと思い入れ、好みがあって然るべき。後はセッティング。

 

で、本題に戻ると、どうやら

「ヒューマンギアでの取り扱いはなくなっているが、機種を絞って生産は続いている」

と考えるのが妥当かもしれません(2023年8月現在)。

 

 

一部で法外な値段も付いていますが、売ってるんです。で、適正な値段のサイトで実際に買ってみたんです。

誰か、お店の方、詳しい事情を知っていたら色々と教えてもらいたいです。

ちなみに購入した「V2」、音の話題を一切出していないのですが、それは私が一切プラグインしてないから。もちろんこれから弾こうとは思ってますが、2台のうち、デッドストックとして少なくとも1台は取っておきます。

 

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焼肉 六六六(むつみ)


四谷で最近よく行く焼肉「六六六(むつみ)」の紹介です。


ひとりでも気兼ねなく座れるカウンターと、少人数で楽しみたい個室が両立しています。とにかくキレイで雰囲気は抜群。店員さんは和装で上品さが際立ち、しかも別嬪さん。カウンターでは店員さんが焼いてくれて会話も楽しめますので、ひとりでも食べログで安心して予約できます。

店主さんは、今の店舗の立地等を考慮して、お客さんの求める質とサービスを常に考えていらっしゃいました。まだスタートして半年ですが、四谷大好きな身としては機会ある毎に伺いたいお店です。ちなみに、六六六さんがオープンする前は「極肉不破」→「焼肉赤味ふわ」というお店だったそうです。

【至高の黒毛和牛タン】
 このタンは、海外産なら切り落としてしまうかもしれない赤い部分もちょっとだけ一緒に出てきました。店主さん曰く「捨てるところがない」というのも頷ける味で、「今日のおすすめ」として提示されました。さすがに2本の血管があるタン下は(この時は)なさそうでしたが、あっても血抜きされていれば食べてみたい!と思える味でした。なんだろう、赤い部分って(海外産は)肉味に乏しいと思えますけど、これはあります。
 風味としてレモンも添えられていましたが、塩の下味だけで十分。少し長めにカットされた薄切りなので、折って食べれば厚切りとも言えるかな。
 ちなみに、最初から厚切りの食感を求める方は「厚切り上タン塩」もおすすめです。

黒毛和牛タン(2023年2月)

厚切り上タン塩(2022年10月)

 

【極上レバー】
 これも早々に「今日のおすすめ」で提示された品です。もちろん生はダメなので表面を焼いて、ゴマ油+塩+ニンニクの特製ダレでいただきました。なんか懐かしい味、と言ったら怒られるのか分かりませんが…今となっては表面をしっかり焼いて食べた方がおいしく感じました。
 レバーの表面には味付もされていて、臭みも感じず、中はサクッとした食感で厚さも適切。タレに含まれるニンニクはかなり細かくすられていて、粒塩のざらつきも皆無。それぞれの味をしっかり主張させながらもまろやかになるように調合されているのが分かります。

極上レバーとタレ(2023年2月)

 

【壺漬けヤンニョンカルビ】
 六六六さんのカルビは、三角バラやザブトンなどの部位ではなく、カイノミかササミを使っているそうです。特上カルビはカイノミ。今回のヤンニョンカルビはササミ、という位置付けかな?
 最初の訪問時に頼んだ特上カルビは、カルビに対して私が個人的に感じる、いわばアブラの「ギラツキ感」が少なく、むしろロースの食感に近かったので、店主さんに聞いたら「カイノミ」ということが分かりました。これはお店のこだわりなのでしょう。カイノミはアバラの中でも肩寄りではなく中心のフィレに近いので、上品な味わいです。
 で、今回のヤンニョンカルビ。店主さんからヤンニョンという言葉の意味を教えていただきました。上品な味付けの品が多い中、これはちょっと大衆的な味付けをしているし、ササミを使っている肉自体もカイノミより若干のギラツキがあるし、リーズナブルで満足度の高いものでした。

和牛特上カルビ(2022年10月)

壺漬けヤンニョンカルビ(2023年2月)

 

【炙り俵ユッケ】
 お店の看板的なメニューかもしれません。俵の形になったユッケを少し炙って肉の本領発揮、という感じです。三種の食べ比べはできませんでしたが、いずれ挑戦したいです。

炙り俵ユッケ(2022年10月)

 

【メニューにないおすすめ】
 どこの部位だったか…サーロインだったかな、メニュー表にはない品をいただきました(レシートには「その他フード」と記載)。質の良いロース、という感じです。

メニュー無しおすすめ品(2022年12月)

 

【ホルモンお任せ盛り】
 ホルモンのお任せは、この時はたぶんテッチャン(大腸)とミノとレバーだったと思います。テッチャンは当然ながら新鮮な脂もふんだんに乗り、間違いありません。テーブルに備え付けの塩とコショウを適度につけて食べるのが良かったです。

ホルモンお任せ盛り(2022年12月)

 

【むつみサラダ】
 一人なので「小」にしてもらえました。多色で見た目も良いです。

むつみサラダ小(2022年10月)

 

【つけダレ・薬味】
 つけダレ(写真なし)はダシが効きつつもサラッとした味です。これって巷で言われる「洗いダレ」の一種でしょうか。
 慣れてなかったせいか、最初はおや?っと思いました。肉の質が良いので、テーブルに備え付けてある塩を少々、それにワサビや柚子胡椒でアクセントをつけることで満足できましたが、これは、先述した壺漬けのヤンニョン系メニューに合うのかもしれません。今度行ったらもう少しこのあたりを勉強しようと思います。

薬味(2022年10月)

 

【ビール】
 ビールは「アサヒ熟撰」がデフォルトで、その他にも缶で珍しいのも揃えています。ビール好きとしては飽きずに楽しめそうです。

アサヒ熟撰(2023年2月)

ビール(バリエーション)

MICHAEL JACKSON Part3 【HIStory JAPAN TOUR 1996】

MICHAEL JACKSON Part3 【HIStory JAPAN TOUR 1996】

ヒストリーツアーは、私がマイケルを生で見た最後のライブ。ワールドツアー自体が結果として最後でしたし、私に限らず、多くの人は同じでしょう。

今までの人生の中で最も泣いた…嗚咽に近い状態になってしまった唯一のライブでした。


1996年からさかのぼること数年、東京でのデンジャラスツアーが終わり、スーパーボウル・ハーフタイムショー、オプラ・ウインフリーショーに出演し、さらにツアーを継続して福岡に来ることが発表され、活動は継続していましたが、1993年8月、これまで築き上げてきたスターダムのすべてが崩れ去るような、性的虐待疑惑の騒動が勃発します。

日本のワイドショーも連日取り上げていて、ファンであることを公言し難くなってしまう「惨状」でした。マイケルへ嫌悪感を持つ人が急激に増えていったことを肌身で覚えています。

マイケルの悲痛な表情にこちらも胸が痛かったです。

 

1995年、「HISTORY PAST, PRESENT AND FUTURE BOOK I」が発売され、翌年の12月に開催されたジャパンツアーは、東京ドーム4回、福岡ドーム2回。日本のバブル期はとうに過ぎ、件の騒動で少なからずファンも失い、回数としては妥当と思ってました。

ところが東京ドームの2階席は、ぞっとするほど空席が目立っていて「数年前に見に来ていた奴ら、どこに行きやがった!」と、小市民的怒りの感情も。

 

開演。オープニングの映像が長いかな? なんて思いながらも、マイケルが登場すると、突然涙があふれてきて、日本語で「アイシテマース」と話すたびに涙の勢いは増していき、前述したとおり嗚咽状態になってしまいました。

思うに涙の内訳は、極端に吹き荒れた逆風で苦しかったであろうマイケルが元気になってくれたことに対する安堵感で70%。残り30%は、マイケルの、特にライブ活動の「終わりの始まり」を感じてしまったこと。それによる先走った喪失感。

「元気になって嬉しいけど…ライブを生で見るのは今日が最後かもしれない」

どう見てもマイケルのパフォーマンスは、デンジャラスツアー前半に比べ極端に低下していました。

ビリージーンがリップシンクになっているとは。リップシンクはほかの曲でも昔からやってましたが、まさかビリージーンにまで。コーラス含めてマイケルの声が元になっているし、それはそれで聴きやすいんですけど。モータウン25の時も「まんま」原曲を流してましたし。


終了の時、たしかマイケルが舞台からスッと消えてしまったんです。デンジャラスツアーのトースターと逆のパターンで。

勝手な僕は、またメンバーと一緒に並んでくれるだろうと思ってたので、自分の中でちゃんと挨拶ができずに終わってしまった!っていう、わけのわからん後悔の念も湧き上がってしまった東京最終日。結構寒い冬の日の出来事でした。

 

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MICHAEL JACKSON Part2 【DANGEROUS WORLD TOUR IN JAPAN】

MICHAEL JACKSON Part2 【DANGEROUS WORLD TOUR IN JAPAN】

 

マイケルのライブは、BADツアー('88)、デンジャラスツアー('92)、ヒストリーツアー('96)の各1回、計3回観に行きました。

BADツアーは、力強き伯母に連れて行ってもらい、私の音楽生活が一変してしまった日。

デンジャラスツアーは、マイケルへの渇望感がピークに達していた時。

ヒストリーツアーは、人生で最も泣いたライブ。

それぞれ思い出深いですが、今回お話ししたいのは、デンジャラスツアーです。特にラストの演出について。

 

マイケル自身にとっても、デンジャラスツアーは、恐らくエンターテインメントとして頂点に達したライブだったと思います。BADツアーを経て「こうすれば良かった」という点がことごとく正解になっている。何より、マイケルが気力体力ともに絶好調。登場時の動かないパフォーマンスも、Anti-gravity lean、日本での通称「ゼロ・グラビティ」も、あの頃のマイケルだからこそ”映えた”演出だったと思います。

高校三年時の冬、受験も近いというのに、電話をかけまくり辛うじて手に入れた平日のチケットを持ち、最後のコマをバックレて東京ドームに向かいました。

デンジャラスツアーは先行して海外から始まってたこともあり、雑誌の情報で曲目も演出もほとんど知ってました。つまり、ロス五輪の開会式のようなジェットスーツで、マイケルが飛び立つラストの演出、いわゆる「ロケット・マン」に関しても。

それを知ったとき、本音では見たくありませんでした。マイケル本人が飛行するワケがない。そんなことしたらとんでもない保険が必要。いや、保険で済む問題ではない。

スタントマンが飛んで会場を去っていく姿を、どんな気持ちで見送ればいい? それより、一分でも一秒でも長く、マイケル本人をこの目で見ていたい。当時の私は複雑な心境でした。

 

幸いなことに「ドームだからやらないのでは?」という噂も流れ始め、実際に日本公演では、アンコール曲「Man in the Mirror」が終わると、ツアーメンバーと一緒にマイケルがステージに並んで深々とお辞儀をしてくれました。どれだけうれしかったことか…その光景は今でもハッキリと覚えています。

日本公演が終了した後、当時発刊していた雑誌「FM STATION」に内容が細かく書かれていたので、そのページだけ切り取って保管してました。

ロケットの演出が日本で無かったことを残念がるライターさんもいましたが、ホントか?って思ってしまいます。大人の事情でそう書かざるを得ないのかもしれませんが。

 

そんな「完璧」ともいえるライブを堪能しましたが、あえて、一つだけ残念な点を挙げると、それは、ライブ前半のマイケルの衣装「金のハイレグ」です。

これね~、特に冒頭でジャケを着てる時は股だけ余計に目立つ。ボトムの上にハイレグ水着という…一般人なら変質者の域。ダーティ・マインド時のプリンスとタメをはる。どちらもエンタメ業界でよかったなーと思います。

 

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MICHAEL JACKSON Part1 【グレイテスト・ヒッツ】


MICHAEL JACKSON 【グレイテスト・ヒッツ】

発売されなかった幻のベスト盤

 

実はマイケル・ジャクソンこそが私にとって永遠のスターなんです。

マイケルに関してはいろんな面がネット上でも語りつくされていることもありますし、書籍も多いし、オッサンが普通に想いを書くのも恥ずかしいので、今まで気になっていたことを、小分けにシリーズ化して書いてみます。

 

PART1は、新聞発表されたにもかかわらずリリースされなかった幻のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」の話です。

まずは写真をご覧ください。

 

 

ここには年が書いてないんですけど、1989年だと思います。いや、90年だったかな…? うーん、いつか図書館に行って朝日新聞アーカイブで調べようかな。カセット2本組も発売されようとしていたという、この時代感がタマリマセン。

 

MICHAELのベスト盤はその後何種類か出ますが、どうもこの「グレイテスト・ヒッツ」に関しては、無かったことにされているのか、ネットで検索してもこの件に触れているものが見当たらなかったので、信じられないという人も多いかもしれません。企画されていたことは事実なんです。

なので、あえてテキスト化します。

 

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本日より予約開始

マイケル ジャクソン

夢の超ベスト・アルバム、世界同時発売・決定(11月中旬)

「グレイテスト・ヒッツ」

●CD2枚組 ●カセット2本組 予価各¥4,000(税込定価)

新曲5曲含む全31曲収録▸アルバム「BAD」「スリラー」「オフ・ザ・ウォール」からの全ヒット曲収録/デュエット曲「セイ,セイ,セイ」(with ポール・マッカートニー)、「ステイト・オブ・ショック」(with ミック・ジャガー)収録/「カム・トゥゲザー」(ムーンウォーカー)、「サムワン・イン・ザ・ダーク」(E.T.ストーリー・ブック)収録/ほか

現在録音中 最新曲5曲 収録決定

アルバム初回特典:豪華フォトブックレット付

★全国レコード店にて予約受付中Hurry Up

EPIC SONY RECORDS

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新聞を切り抜いた私は、早速地元のレコード屋に行って予約をしました。

しかし何の連絡もなく時は経ち、もう一度店員さんに切り抜きを見せてソニーさんに確認してもらったら「発売されないことになりました」という回答でした。

 

結構ショックでしたね。というのも、マイケル自身の発言をソースとしているのか、BADツアーが終われば引退するという報道が当時は当たり前のようにあちこちでありましたし、1988年の来日記念盤として発売されていたアルバムBADの帯には、「最初で最後のワールドツアー」なんて書かれていたんです。本当です。

小林克也さんも、ベストヒットUSAの中で、リベリアンガールのビデオが到着した際、「引退したはずだったんですが…」とハッキリ言ってましたから。

 

そんな、割と絶望的な状況(情報)下にあったので、新曲5曲が録音中というビッグニュースは、マイケルに関してなんでもかんでも渇望していた私にとって、まさに神からの贈り物とも思えました。

その後、オリジナルアルバム「デンジャラス」が発売され、ベスト盤は「HIStory: Past, Present and Future, Book I」まで待つことになります。それはご承知のとおりです。

さらにその後、HIStoryの1枚目が切り離され「グレイテスト・ヒッツ」が発売されますが、全く関係はありません。

 

この「幻のベスト盤」、どんな裏事情があったのでしょうか。関係者の方、いまならゲロできるんじゃないでしょうか?

Big in Japan と Small in Japan


詞の意味や内容が直接的に伝わりにくい洋楽では、メロディや曲の構造もさることながら、日本で人気が出るには、ヴォーカルの声質がどれだけ聴く側の印象に残るかが大きなカギになるような気がします。

いわゆる「 Big in Japan 」と呼ばれ、とりわけ日本で人気が出たアーティストって、ルックスだったり、時の悪戯だったり、様々な要素がある中でも、私は「声質」っていうことを重視しています。

Big in Japanのアーティストを書き連ねるだけではこのブログの価値はないので、カテゴリーから若干外れつつも、なかなか表現しにくい声の魅力を、できる限り比較対象を設定しながら書いてみたいと思います。時に怒られそうなフレーズも飛び出しますがご容赦を。

 

Big in Japanでイメージしやすいのは「Bon Jovi」。当時友達とは、その音楽性や見た目から「Europe」と比較して、「ジョーイ・テンペストの方が歌上手くないか?」なんて笑いながら言い合っていたこともありましたが、その実、ジョン・ボン・ジョヴィの声の魅力は当然ながら認識していて、カウントダウンライブを観に行くほどのファンでした。

Europe - The Final Countdown

Bon Jovi - Livin' On A Prayer

ジョーイ・テンペストと比較して適度な雑味を感じるジョンの声は、バリトン系の「ええ声」とは言えないかもしれませんけど、ルックスと名前の特異性も含めジョンという人の個性を際立たせ、「あーこのルックスと声はジョン・ボン・ジョヴィだよね」という、覚えやすいキャラクター性があったよう感じます。

全てとは言いませんが、その人のパフォーマンス、雰囲気、ルックスなどで総合的に「華がある」と感じられれば、声質も伴って魅力的になるんだと思います。

 

華があるかどうか? という点で、デヴィッド・リー・ロスとサミー・ヘイガーを比較します。ゲイリーは含みません。

Van Halen – Panama

Van Halen - Why Can't This Be Love

みなまで言うな、なんて突っ込まれそうですが、やはり書きます。2人を比較してどうですか?

ご存じかと思いますが、売り上げ枚数から見るとデイブ時代よりサミー時代の方が安定的な人気を誇っていたことが記録からわかっています。でも、「そうじゃないだろ!」と考えている人は多いでしょう。私もそう。

歌の上手さ、特に音程感でいえば、サミーの方が優れています。ただ、もう一度言いますが、「そうじゃないだろ!」ってことです。私はアマチュアバンドでVoをやっているので、実体験としてですが、デイブとミック(ジャガー)は、コピーするのに最悪な部類。節回し、そして本人が醸し出す…これこそ「オーラ」と呼んでも間違いではない強烈な個性は、何物にも代えがたいんです。

だからとりわけ日本では、ダイヤモンド・デイブ人気が高いわけです。

 

実は、基音に加えて、母音系の整数次倍音、子音系の非整数次倍音など、人の声に限らず様々な楽器でも”音の魅力”として語られる「倍音成分」についてもそれなりに調べましたが…私には語れそうにありません。

私はギターを弾いているし、Jazzヴォーカルの教室に通っていたこともあるし、その仕組みはある程度理解はできましたが、それがすなわち、いま話題にしている「印象的」かどうかは、一概に言えないと思うからなんです。

例えば、「成分分析の結果○○さんと△△さんは同じ傾向にある」と言われたとします。「確かにこの××な感じは同じかも…?」なんて思ったところで、実際に聴こえる印象や、その人の雰囲気やルックス、曲によって異なる歌い方などを考え始めると、とても説明できる自信はありません。

 

次に、同じバンド内でリードボーカルが共存していた、「イーグルス」。それはグレン・フライドン・ヘンリー…いや、ドン・ヘンリーとその他メンバーの声質の違いです。

私は過去に「Take it Easy」をコピーしたことがあり、曲も好きだし、歌詞も覚えたし、グレン・フライの歌唱も嫌いじゃないです。でもね、カントリーの影響が色濃いイーグルスが、アメリカのみならず世界的、もちろん日本でも人気があるということは、相当な割合でドン・ヘンリーの声質、その印象深さが人気に寄与していることは間違いないと思うんです。

Eagles - Take It Easy

Eagles - Best of My Love

イーグルスを全く聴いたことのない人に、グレン・フライドン・ヘンリーのそれぞれのリードの曲を聴いてもらい、曲の好みは度外視して、どちらの声が印象深かったか、記憶に残りやすいか?と尋ねれば、90%以上の人は「ドン・ヘンリー」と答えるでしょう。

もし、ドン・ヘンリーという圧倒的な存在感を持つヴォーカルがいなかったら、あれほどまでのバンドにはなっていなかったでしょうし、それはメンバーも分かっていたからこそ、ドン・ヘンリーに主要な曲のヴォーカルを任せたんじゃないかと想像できます。

一般的に「あの人は声が良い」と言われるとき、主観を含みつつも、喋り声では低音が出る人が評価されがちだと思います。喋り声ならグレン・フライの方がいい声だと思いますよ。ドン・ヘンリーは喋り声もちょっとハスキーですしね。でもそれって、こと歌唱の分野では違うということをイーグルスはいい意味で表しているような気がします。もちろん、全てに当てはまるわけではないですけど。

 

次に挙げるのは「Ultravox」。僕は、“Vienna”の“Astradyne”をはじめとして好きな曲は多いのですが、もう…Voが入ると萎えるんですよ。好きな人には申し訳ない気がしつつも、聴くのはもっぱらインスト。

Astradyne (2008 Remaster)

フロントマンであるヴォーカルに華が感じられません。

Ultravox - Vienna (Live Aid 1985)

歌は上手いんでしょう。けど、なんか頼りなさというか、不安感がありませんか?

大手商社に勤めるイケメン上司に歌わせたらソコソコ上手かった、というレベル。

これは「New Order」にも同じことが…いや、ニューオーダーに関しては、うまいとも言えないしイケメンとも言えないな。別に共感してもらえなくてもいいんですけど、聴いている方が「こいつ大丈夫か?」ビクビクするようなヴォーカル。曲の作りや構成は好きなだけに残念です。

New Order - True Faith

こんなこと書いている私。アマチュアのクセに生意気なヤツだと思わないでください。リスナーとはそもそも残酷です。誰しもそうなんです。

そんな「Ultravox」と比較するのは「Japan」、つまり「デヴィッド・シルヴィアン」。典型的な「Big in Japan」です。

ごく初期を除き、低音で粘っこいDavidのヴォーカルは、一度聴いたら忘れようにも忘れられません。もちろん、ミックのベース、スティーブのドラムなど、ほかにも特異性があったことは認めますが、割とハイトーンがもてはやされる歌の世界において、必ずしも高音重視のVoだけが印象深いわけではないことを証明しています。そして何より華があった。

Japan — Methods of Dance

Japanなんて一部のマニアと日本だけでしか人気なかっただろ! と思われるでしょうが、そもそも日本での人気/不人気ってのをテーマにしてますから。

 

ここで「Small in Japan」と(ある界隈で)認識されているアーティスト側から考えてみます。

その代表的なバンドだと個人的に思うのが「Gratefull Dead」です。昔、南こうせつさんが海外のロックバンドを紹介するという、世間のイメージからは意外な組み合わせの番組がBSであったのですが、その時、こうせつさんが大ファンだというデッドが紹介され、「日本には隠れデッドファンがいっぱいいます!」と話していたのを覚えています。

Grateful Dead - Truckin'

気になって私も何度か挑戦しました。聴けば演奏はカッコいいし、バンドとして実力があると感じましたけど、Voに乗り切れず失敗。セッションのスリリングさは評価されても、キャッチーさが希薄だと、日本での人気が出にくいような気もします。オールマンも同じような感じでしょうか。ブルースが好きでバンドやってる人なら知っていても、一般的には知れ渡らないということだと思います。

 

で、Wikipediaに載っていたSmall in Japanで、ジェームス・ブラウンが挙げられていたのはちょっと驚きました。意外性というよりも、納得感も含んで。

James Brownは、僕はマイケルのファンであるからして、その源流となっているアーティストとしてそりゃ好きです。声質も強烈だし、カリスマ感が半端ではない。だから、Smallか…?という疑問がありつつも、展開の少ないワンコード、せいぜい2コードのファンクでは、日本でポピュラリティを獲得することはかなり困難だという事実も分かる。これは声質ではなく、あくまでも曲の展開面で日本では受け入れられなかったということに他ならないと思います。

James Brown - Get Involved+Soul Power Live

これ、笑う洋楽展でも流れてました。めちゃくちゃカッコいいと思っても、日本じゃヒットしませんね、残念ですけど。

 

ただ、日本はディスコが流行ったことからも分かるように、踊れるビートを嫌いではないはず。日本でファンクが受け入れられるようにするためには、とにかく曲の展開が大事。Earth, Wind & Fireはこの点で完璧でしょう。モーリス・ホワイトが印象的な声だったことも、日本での人気に少なからず影響してると思います。

Earth, Wind & Fire - Boogie Wonderland

 

今度は「メン・アット・ワーク」です。

Men At Work - Who Can It Be Now?

インパクト絶大のメロディと声質。僕も大好きだし、世界的にも人気バンドでしたが、これまでの長い人生の中で、メンアットワークのことを他の人と話をした経験が一度もありません。つまり話題に上がらない。実際はアルバムがオリコン洋楽チャートを席巻したこともあるので、必ずしもSmall in Japanではないのかもしれないけど、たぶんその時だけだったんじゃないかな。

ビデオの中でも強調するシーンがあるほど、結構な斜視。そこを省いたとしても、ルックスが良いとは誰も言わないでしょう。演奏シーンでの振る舞いもなんかカッコ悪い。自信満々(?)な様子だけは救いかも。

もしもフロントマンが魅力的なルックスで、なおかつ個性的な声だったら、違う結果になっていたかもしれません。結局は「あの顔にしてあの声あり」ということで、改めて書きますが、ルックスや雰囲気は声質にリンクしていて、それこそ重要なことなんです。

 

ルックス、雰囲気の良し悪しがどう影響しているかについて、ハイトーンのハードロックで比較します。

Led Zeppelin - We're Gonna Groove

AC/DC - Back In Black

Guns N' Roses - Welcome To The Jungle

いずれもVoにハイトーンの強烈な個性を持ったバンドです。

ロバート・プラントについては、多くを語らなくてもそのゴージャスさは分かると思います。ほんの数年しかあの声を維持できませんでしたが…。

アクセルは、どっからどう見てもスター。

ここで言いたいのは、ブライアン・ジョンソンが総合的にドンくさいってこと。動きもなんだかね~。すごい声だと思う反面、人によっては聴きにくく感じるでしょう。

こういう声があるから「○○倍音がある人は魅力的な…」なんてこと言えないんですよ、怖くて。

とか言いつつ、私はAC/DCが好きです。けど比較するとわかるでしょう、またしても「あの顔にしてあの声」ってのは。なぜAC/DCが「Small in Japan」にカテゴライズされるのも分かる気がします。

 

でも、ルックスが良い=覚えやすい声とも限りません。ライバルだったブラーとオアシスを比較してみます。

Blur - Charmless Man

Oasis - Rock 'N' Roll Star

ブラーって、僕は完全に世代だったので聴く機会は多かったです。でもなんだかね、声を覚えられないのよ。というと誤解があるか。そりゃ覚えてますよ。だけど覚えるのに結構時間がかかりました。

逆にリアムは、一瞬で覚えた。

デーモンとリアムって、顔は同じ系統な気がしませんか? 後は、そこにワルな音が入ってるかどうかでしょう。

アンプに置き換えていうなら、デーモンはVOX、リアムはMarshall、って感じ。

 

声の覚えやすさ、特徴的かどうかについて、唐突ですがライムスター宇多丸さんの言葉を紹介します。

ラジオでのトークテーマが「じゃない方」だった時、宇多丸さんが自虐的に発した言葉です。

 

俺も言われるよ。「RHYMESTERMummy-Dじゃない方」とか、「ライムスターの声に特徴が無い方」とかね。

 

これね~、俺は宇多丸さんが大好きだからこそ分かるの。声を使うことを生業にしている人が、自身の声を冷徹に分析しているってことが。

自分の声を嫌いだと公言する人っていますよね。でも、そこまでの話っていわゆる「あるあるネタ」のレベルです。宇多丸さんの場合、自分の声に”特徴が無い”とまで言いきれるってことは、いかにマミーさんとの比較があるとはいえ、他者からの意見に真面に向かい合っていなければ出ない言葉だと思います。

 

じゃあ、結局お前は誰の声が好きなんだ?と聞かれれば、ジョージ・マイケルと70年代のフレディ・マーキュリーなんです。どちらもゲイでしたが、それはさておき、Queenはもちろん「Big in Japan」。その人気はフレディの声質による部分も相当あったと思います。

QUEEN - In The Lap Of The Gods... Revisited

George Michael - Kissing a Fool

フレディは、70年代限定。80年代の野太く力強い声がどうしても苦手です。これは説明しにくいな~。

ジョージ・マイケルは、歌声に関しては晩年まで変わらず好きでした。特に「Kissing a Fool」と「Cowboys and Angels」のウィスパー系の歌声が大好き。ソロになってからはWham!時代のハイトーンが出せなくなり、Keyは下げずにフェイクで歌うことが増えましたが、それはライブの時にフレディがしていた手法と同じ。かなり参考にしていたんじゃないかと推測しています。

声質の細かい部分って言葉で表現しにくいし、音楽との出会い方やいろいろな視点によって聴こえ方はものすごく差があるでしょうから、分かってもらえるようにあれこれ書いてみましたが、ここへきて読み返すと…書きぶりがひどいね。どんな捉えられ方をされるか気にしながら、キーボードを叩くのを終えます。